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医療現場の深刻な問題

近年、救急車で運ばれた患者さんが、対応できる医師がいないと病院をたらいまわしにされた挙句、なくなってしまったという悲しい事件もおきています。
医療従事者の中でも医師不足は地域に住んでいる患者さんにとっては重大な問題です。
医師が不足すると、総合的な病院であっても対応できない診療科は閉鎖しなくてはなりません。
病気を見てもらわなくてはならない患者さんにとっては大きな問題です。

医師不足と同じくらい深刻なのが看護師の不足です。
ただでさえ過酷でハードな看護師業務ですが、人手が足りないことでさらに一人一人の看護師への業務負担が増大し、看護師の心身状態の悪化の原因にもなっています。
また、看護師の仕事量が増えることで看護師の心身の疲労が原因によって起こる医療事故も後を絶ちません。

医療従事者不足は病院側にとっても患者側にとっても深刻な問題なのです。
医師不足に関しては近年、医師養成過程のある大学などが、対策の一環として奨学金制度などを打ち出しました。
医師一人を育て上げるには非常にお金がかかります。
そのため医師になりたくても金銭的な面で医師をあきらめてしまうという人が多いからです。
昔、看護師を増やそうと行われていた、地元の病院で働くことを条件にした奨学金制度などもあります。
また、近年では女性医師も誕生しています。
産婦人科や小児科などは男性医師より女性医師であるほうが安心できる場合もありますが、女性は出産や育児などによって働けなくなる期間があります。
しかし、人の命を預かる現場であることからいったん離れてしまうと復帰することが難しくなってしまいます。
看護師も人材不足の主な原因は出産や育児による職場離れです。
こうした状況を解消する対策として、復帰を目指す医師や看護師に対しての再教育や子育て中の女性でも安心して働けるような環境作りなどが求められています。