人々の命や健康を預かって日々笑顔で働く医師や看護師などの医療従事者。
この人たちのおかげで我々は健康で明るく生きることができるのです。
しかし、こういった医療従事者たちが人材不足に陥っていることは以前から問題視されていました。
医師や看護師などの医療従事者が不足すると、その分働いている人たちの業務の負担が増えます。
医師や看護師も一人の人間ですから、疲れもすれば心身が不調のときもあります。
特に女性医師や看護師の間で、そういった業務過多や不規則な勤務体制などによって、うつ病などになってしまう人も多いのです。
そしてまた、そういったことから医療従事者が退職してしまうという悪循環を招いています。
人材不足を解消することができれば、適切な勤務や適切な休みを取ることができ、心身もリラックスできるのですが、リラックスできない状態での勤務は非常につらいものです。
そのような状態で仕事をしていると、患者さんの名前を間違えてしまったり、病名を間違えてしまったり、処置や治療内容を間違えてしまったり、時には大きな医療事故につながることにもなりかねません。
医療事故を防ぐためには医療従事者一人一人が休養十分でリラックスした状態で働くことが大切です。
そのための対策として
・パートやアルバイト職員を積極的に採用し、人材不足を補う。
・出産や育児が終わった後、また医療に戻ってこれるように、研修制度や育児サポート体制を強化する。
・時間外勤務などをなるべく減らし、休養をしっかり取れるように支援する。
・どんなに疲れていても、これから行う仕事に対してしっかり確認して行う習慣をつける。
などの対策を立てることが大切です。