医療従事者の不足の原因と対策

医師は昔は男性の仕事と考えられていました。
医師要請過程のある大学などに進学し、医師の国家試験を合格してようやくなることのできる非常に難しい仕事です。
人の命を預かる非常に重大な仕事であることから、専門的な知識や技術を必要とし、一人一人が医師に成長するまでに膨大な費用がかかるといわれています。

こういったことから医師を目指したいけれど費用面であきらめてしまうという事態を防ぐ為に、医学部などを保有する大学などでは奨学金を出して支援する大学なども増えてきています。
また、多くの研修医などに医療の最前線を学んで欲しいなどということから、研修医が自由に研修先を選べる制度が2000年中盤から始まったのですが、これによって都心部に研修医が集中してしまい、そのまま都心部で働く医師が急増してしまいました。
こういったことから研修のプログラムなどに地域医療などを取り組むことによって、地域医療の大切さやすばらしさを訴えるプログラムを導入するようになりました。
さらには診療報酬の導入です。

また、医師の中にも近年は女性が増えてきました。
看護師もほとんどが女性です。
女性には出産や育児などといった、仕事以外のライフワークがあります。
医師や看護師の仕事は非常にハードな上に勤務が不規則なことから、出産育児の後、仕事に戻りたくても戻れない人たちがいるのも医療従事者不足の原因となっています。
こういった原因に対する対策としては、勤務シフトを軽くすることによって、仕事と家庭が両立できるようにする、敷地内に託児所などを設けて、安心して子どもを預けて仕事ができるようにする、ブランクがあっても安心して働けるように、職場での復帰研修を充実させるなどといった対策法で女性の仕事離れを支援しています。
医療従事者不足は地域で暮らす人にとっても非常に大きな問題なのです。